青森県八戸にて、不登校の子のお昼に通える場所としてOpen Baseを、スタートしました。
いろんな理由で学校が合わなかったり、行けなかったりする子がいます。もしかしたら、問題なく通っている子の中にもいるかもしれません。でも、現代、ほとんどのこどもたちにとっては、学校と家庭しか居場所がありません。
「大人だって、会社がいやでも行ってるんだ!」
そんな意見もあるかもしれません。でも、大人は転職の機会があることも、転職の方法もあることも知っている。他に選択肢があることを知っているのです。
学校と家庭しか居場所を知らず、そこがもしその子にとって、安心できる場所でなかったら。
学びが好きなのに、学校へ行けなくなったら。どこか安心できる居場所が必要なのに、学校へ戻すこと、もしくは、学校へ行けない理由となる診断名を見つけること、それが今の不登校の解決策になってしまっています。行けないことの原因をこどもや家庭に見つけ出そうとする。「違う」選択をすることで、病気や問題アリという枠にはめられる。本人だって、親だって本当の原因はわかりません。こどもはただまっすぐに生きているだけで、社会や教育の場のほうが問題の場合もある。でも、突き詰めている間に、大切なこども時代は過ぎていきます。それなら今学べる方法で学べばいい。
見るもの聞くものをたくさん吸収できる大事な時期に、「不登校」というレッテルが外れる学生時代が終わるまで、じっと家にこもり待機している必要があるのでしょうか?
学校も多くの友達ができる素敵なところです。でも、世の中にはいろんな国や社会があり、いろんな世界があります。今行けていない学校も、そんなたくさんの中のひとつ。学校もそんな学び方の選択肢のうちのひとつなら、もっと思いつめずにいけるのかもしれない。
ネットが身近になったことで、以前よりもっと、世界も身近に。学ぶ方法はたくさんあります。ホームスクーリングが当たり前に行われている国もあります。
学校へ行かない、という選択をしたからといって、罪悪感を抱えたままじっとしている必要はありません。でも、現実にはこどもたちが学んだり、出かけたりする場所は学校しかない。
そこで、安心して日中に通える場所として、Open Baseを立ち上げました。
「学校行ってないの?」とかけられる声を避けている間に、夜型になってしまったり、引きこもりになってしまう。「学校へ行かない」ってことだけを選択したかっただけなのに、社会との関わりが失われていってしまう。
みんなそれぞれ違うのだから、学びかたも自由でいい。
そんなこども主体の活動ができる場です。
結局、おとながしてあげられるのは、良い点数を取らせることや、学校へ戻すことではなくて、こどもが社会で一人で育っていける力を身につけてさせてあげること。
Open Baseでは、おとなは最低限のサポートのみ。自分たちで考えて、感じて、実現していってもらいます。おとなの目を、学校に行ってないことに対する潜在的な罪悪感を、感じず、安心して居られる場所。わたしたちが、こどものころ、大人に内緒でいろいろ考え、相談し、行動して「秘密基地」を作っていったようなワクワク感。
まずは、そんなワクワク感を自由に感じられる居場所つくりを目指しています。
広い世界のいろんな枠をとっぱらった活動を計画中です!
詳細は随時ブログ、Facebookページなどでお知らせします。
まずは、下記時間帯で、不登校 おひるの居場所@八戸 を開校予定です。
日時:2017年1月19日(木) 9:00-12:00
1月27日(金) 9:00-12:00
主催:子どもの居場所 OpenBase実行委員会
場所は、八戸温泉近くになります。(参加ご希望の方には、メッセージ等にて場所をお知らせしますので、
HPもしくは以下フォームからお問い合わせください。)